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昨日、動物指導センターより、ノルウェージャンフォレストキャットと思われる子猫ちゃん2頭を受け入れました。

子猫ちゃんたちは、河川敷の段ボールの中に捨てられていたところを、通行人の方が発見し、警察署を経て動物指導センターで保護されました。

【保護当時の様子】

動物指導センターに到着すると、子猫ちゃんたちは、脱水症状がひどく、栄養失調で骨と皮の状態で、とても衰弱していました。

そして何より、全身の毛がひどく抜け落ちていました。

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【動物病院へ緊急搬送】

子猫ちゃんたちはひどく衰弱しているようだったため、すぐに動物病院へ直行しました。
搬送中に1頭の子猫ちゃんは、意識が朦朧となって、横たわってしまうという緊急事態が発生

幸い、迅速な治療により命を取り留めることができました。
掲載されている画像は、緊急処置後に意識が回復した子猫ちゃんたちです。

緊急搬送先の動物病院で、脱毛の原因は、疥癬(ヒゼンダニ)であることが判明しました。

そして、
すぐに脱水症状に対する皮下点滴と、疥癬の治療薬投与を受けました。
 
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女の子360g
(右目まぶたの腫れ、脱水、削痩、栄養失調状態)

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男の子540g
(脱水、削痩、栄養失調状態)

ネコの疥癬とは、
肉眼では見えないほど小さなダニ(ネコショウセンコウヒゼンダニ)が原因で起こる皮膚病です。猫の皮膚にトンネルを掘って、寄生します。ダニやその糞などが原因でアレルギー反応が起こり、激しい痒みや皮膚炎を引き起こします。

症状
  • 激しい痒み
  • 皮膚の赤み、炎症
  • フケ、脱毛
  • かさぶた
  • 患部を掻きむしることで傷や化膿

獣医師さんの指示に従い、2週間に1回のペースで計4回の駆虫薬投与を行い、完治を目指します。

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他のネコちゃんや、ときには人間にも感染する可能性がありますので、現在、隔離による治療を続けています。

ボランティアさんは、お世話の際には素手では触れず、必ず手袋やガウンを着用しています。

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動物専門学校の実習で、学生さんがシェルターで便検査をしてくださいました。

しっかりとしたバナナうんち💩が1つだけあり、幸い便に寄生虫は見られませんでした

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食欲はまだ十分ではありませんが、ミルクはしっかりと飲んでくれています。

子猫ちゃんたちの脱毛が早く治りますように。

そして、すくすくと大きく成長してくれるよう、少しでも食欲が湧くような美味しいごはんを見つけて、たくさん食べて体重を増やしていけるよう、お世話をしていきたいと思います


↑ 記事はここまで ↑ 
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